こんにちは。ミラオ(@mirao1989)です。
皆さんご存知な方は多いかと思いますが僕はフリーランスのシステムエンジニアをしています。
あれ?もしかして知らなかった・・・?
そんな方はぜひこちらからプロフィールご覧になってください笑
そもそもフリーランスって何ぞやと思っている方もいるかと思います。
近年定着しつつある「フリーランス」という言葉。
会社や団体に属せず、仕事に応じて自由に契約する人のこと
自由度が大きいため職種においてはシステムエンジニアやライター、カメラマン、デザイナーなどで、自分の得意分野を仕事として生かしていきます。
「それなら好きな職種の会社に就職すればいいじゃん」と思うところではあるかと思いますが、実際フリーランスと会社員は何がどう違うのでしょうか?
フリーランスと会社員の違い : 働き方
企業に所属している会社員の場合は具体的には働き方を決定しているのは企業側です。
つまりは出勤日や勤務時間、仕事の内容や給料など基本的には会社側の言い渡される条件によって働きます。
反対にフリーランスは契約する企業側と話し合って報酬を決め、受注した仕事をしていくスタイルです。
そのため出勤日や勤務時間などは基本的なことは決まっていないためそのあたりは自分の自由なように働き方を決め仕事をしていくことが出来ます。
なので「朝遅く起きてお昼から仕事」や「今日は自宅で仕事」ということも可能です。
あの朝の通勤ラッシュからおさらばすることも可能です。
ですが一つだけ厄介なことがあります。
それは「労働基準法が適応外」ということです。
会社員であれば最低賃金、労働時間、休日や有休休暇など会社に勤めている人を保護する規定がありますがフリーランスの方はこれらが対象外となっています。
それは会社員として属していませんからね笑
その分独立した事業主として、仕事をはじめ多くのことを自己責任として進めなければなりません。
働き方に関して分かりやすく表でまとめると以下のようになります。
フリーランスの良い点悪い点 | |
良い点 | 悪い点 |
会社員に比べて報酬が高い(1.5~2倍以上) | スケジュール管理が大変 |
働く時間が自由に選べる | 体調管理をしっかりしないといけない |
働く場所が選べる | 将来性への不安 |
人脈を広げやすい | 収入が安定していない |
多少問題点もありがちなフリーランスですがやり方次第では生き生きしながら仕事ができます。
自由なので一つの仕事だけでなく複数仕事を行ってもいいのです。
中にはフリーランスで仕事している方が外注でフリーランスに仕事をお願いするパターンも存在します。
「クラウドワークス」というサービスがあるのですがこちらには様々な案件のお仕事があります。
こちらはフリーランスに限らず、副業でやったり専業主婦で家事の隙間時間などで行うことも可能です。
フリーランスと会社員の違い : 税金, 社会保障
会社員の場合は納税関連のもろもろを会社が全て行います。
給料明細を頂いていると思いますがその際所得税や雇用保険、社会保険料などが差し引かれて残った分を会社員の方が「手取り」として給料を受け取っています。
しかしフリーランスの報酬は税金を含んだ金額を丸々受け取る形になります。
差し引きなどがないため税金等は自分で納めなければならず社会保障も特に受けることはありません。
その上毎年確定申告を行わなければなりません。
1年間の所得や経費を計上したうえで所得を算出しそれに見合った税金を納めることになります。
ちなみにどのくらいの税金を納めなければならないと思いますか?
会社員,フリーランス共に年収600万円を例にとって見てみます。
フリーランス | 会社員 | 差額 | |
健康保険料 | 720,381 | 267,000 | +453,381 |
介護保険料 | 0 | 0 | 0 |
年金 | 195,120 | 545,460 | -350,340 |
所得税 | 383,300 | 209,200 | +174,100 |
住民税 | 413,100 | 314,600 | +98,500 |
個人事業税 | 155,000 | 0 | +155,000 |
手取り額 | 4,133,099 | 4,663,740 | -530,641 |
なんと会社員のほうが手取りが高い結果となっています。
フリーランスは何の保障もありませんから税金もこれだけ高くなります。
もちろん年収が高ければそれだけ納める税金も高くなりますし、逆に年収が低くなれば税金は低くなります。
ですが税金を下げることもできます。
ちなみにフリーランスの税金を下げる方法は以下になります。
・事業経費を計上する。
・所得控除を利用して節税対策。
・生涯年収を見込んで転職する。
・法人化する。
フリーランスになると税金をできれば抑えたいということで必要以上に節税を行ったり経費を出したりする方を見かけますが、実際問題は特に問題はないです。
ただここで一つ仕事の目的は売上や利益を出すことが本来のやるべきことなのでちょっと目的が変わってきてしまうため注意が必要です。
フリーランスになった最初の年は僕もやってしまっていました笑
確定申告した結果赤字で終わるということもあり得ますので皆さんご注意下さい。
フリーランスと会社員の違い : 社会的信用
クレジットカードやカードローンを契約するときに必要なのは社会的信用があるかです。
ここでいう社会的信用の代表的なのは以下の2つになります。
・クレジットカードなどの支払い延滞がないこと
・キャッシングなどで無計画に借り入れを行っていないこと
社会的信用という点は会社員でもフリーランスでも見られることに変わりはありませんがフリーランスは多少厳しめに見られてしまいます。
会社員の場合は会社に属していて給料を頂いているため会社を辞めない限り信用がなくなるということはありませんし、会社に長ければ長いほどより信用度も高まります。
ですがフリーランスの場合は個人で仕事をしているため収入がないという場合もあります。
そうなるとクレジット会社やカードローンの会社も「この人にお金を貸して大丈夫なのだろうか?ちゃんと毎月返済してもらえるのだろうか?」という心境になります。
そのためフリーランスになって1年以内は審査に通りにくい可能性があります。
契約しておきたい場合は会社員時代に契約しておくことをおススメ致します。
もちろん何年もフリーランスをやって毎月きちんとした収入があるのであれば社会的信用も得られますのでまずは毎月きちんとした収入が入るように頑張っていきましょう!!
最後に・・・
フリーランスと会社員の違いを3点ほどお伝えいたしましたがいかがでしたでしょうか?
今日本には1000万人ものフリーランス(副業・兼業を含む)がいると言われています。
結構多いですね。
確かにフリーランスというのは自由に働けるという面では大きなメリットです。
「好きな時間に起きて好きな時間に遊んで好きな時間に仕事して好きな時間に寝る」
やはり皆さんこの生活スタイル憧れますよね。
僕も憧れています。
ですがフリーランスになったからといって全員が全員こうなるわけではありません。
自由気ままに仕事ができるというのは凄く羨ましいですしそうなりたいですよね。
ただ自由という面だけでフリーランスになりたいというのはおススメ致しません。
違いにも書いた税金面や社会的信用など会社員時代とは大きく変わります。
そのため最初は厳しい状況下に置かれる可能性があります。
自由な時間を得て遊びにお金を使いこんでしまい税金払えないとなってしまったら後の祭りです。
フリーランスになるのであれば覚悟も必要ですし責任感もかなり重要になってきます。
仕事は全て自分から取りにいきます。
もちろん間に仲介業者を挟んで行っても問題はないですが仕事をやるのはあなたです。
仕事のスピードも上がっていけば依頼主からの信用も得られそこからさらに大きな仕事を任せられるなんてこともあります。
さらには自分でビジネスを初めて収入を得るなんてことも全然可能です。
こうしたことを地道に行っていくことで初めて自由な生活スタイルになるのです。
可能性は無限大です。
フリーランスになるのも皆さんの自由です。
しかしそれなりの覚悟が必要になります。
この記事を読んでいただいたあなたの未来が明るくなることを心より願っております。